「投資をやりすぎて生活が苦しくなる“NISA貧乏”って本当に増えているの?」そんな疑問を感じたことはありませんか。新NISAのスタート以降、資産運用の話題が急増する一方で、投資への不安も広がっています。

ところが、最新の家計調査データを見ると、日本の家庭の実態は少し違う姿が浮かび上がってきました。今回は、2025年の家計調査や金融庁のデータをもとに、新NISA時代の家計のリアルと老後資金づくりの考え方について解説します。

1. 「NISA貧乏」は誤解?家計調査が示す平均「黒字18万円」という実態

「投資のしすぎで生活が破綻している」という懸念に対し、総務省の2025年「家計調査」の結果は意外な事実を示しています。二人以上の勤労者世帯における、1ヶ月の平均的な家計収支を見てみましょう。

二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支 -2025年-1/4

二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支 -2025年-

出所:総務省「家計調査報告〔家計収支編〕 2025年(令和7年)平均結果の概要」

  • 実収入:65万3901円
  • 可処分所得(手取り):53万2408円
  • 黒字(余剰資金):18万6111円