3. NISAで積立シミュレーション!老後2000万円を目指す2つの運用例を紹介
それでも、インフレ局面だからこそ「お金に働いてもらう」視点は欠かせません。老後の2000万円を20年間で準備する場合、貯金のみ(利回り0%)では月約8.3万円が必要ですが、NISAを活用すると負担は劇的に変わります。金融庁「つみたてシミュレーター」を使用し、2パターンで積立投資を試算してみましょう。
3.1 ①想定利回り3%(着実なバランス型)
国内外の株・債券を組み合わせた、比較的リスクを抑えた運用を想定。
- 毎月の積立額:6万1190円
- 20年後の元本:1469万円
- 運用収益:531万円
- メリット: 貯金のみより月々の負担を約2.2万円軽減できます。
3.2 ②想定利回り6%(積極的な株式型)
全世界株式や米国株インデックスなど、成長性を重視した運用を想定。
- 毎月の積立額:4万4108円
- 20年後の元本:1059万円
- 運用収益:941万円
- メリット: 月の負担は貯金の半分近くに。収益が資産の約半分を占める計算です。
※注意点:これらの数字は過去のデータに基づく試算であり、元本割れのリスクや将来のインフレによる貨幣価値の変動は考慮していません。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)