3. 国民年金+厚生年金「月15万円以上」もらっている人はどのくらいいる?
厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金を合わせた受給者の平均月額は約15万円です。
では、実際にこの水準以上を受け取っている人はどのくらいいるのでしょうか。
同資料によると、厚生年金受給者のうち月額15万円以上を受け取っている人は約49.8%と、ほぼ半数を占めます。
一見すると「平均的な水準」に見えますが、この数字には見えにくい落とし穴があります。
まず、15万円はあくまで支給額であり、実際に口座へ振り込まれる金額ではありません。年金からは所得税・住民税・介護保険料・後期高齢者医療保険料が天引きされるため、手取りは額面より数千円から1万円以上少なくなります。
生活費の計算をする際は、額面ではなく手取りベースで考えることが出発点です。
次に、平均値という数字にも注意が必要です。男性の平均月額は約17万円、女性は約11万円と、その差は約6万円にのぼります。
男女の平均を合わせた「全体平均」は、あくまでも目安の数字です。自分がどの位置にいるかは、平均値ではなく「ねんきんネット」で個別に確認するのが確実です。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)