2. シニアが受け取れる給付金・手当3選

シニア世代が受け取れる給付金や手当はさまざまです。そのなかでも年金・雇用・介護に絞って、活用したい給付金・手当を紹介していきます。今回紹介するのは、以下の3つです。

  • 年金生活者支援給付金
  • 高年齢雇用継続給付
  • 高齢者住宅改修費用助成制度

それぞれ、制度の詳細を見ていきましょう。

2.1 年金生活者支援給付金

年金生活者支援給付金は、所得の少ない年金世帯に支給される給付金です。給付額は年金額の改定にあわせて見直されます。今年度の金額と、2026年度の金額を見てみましょう。

年金生活者支援給付金の受給額について1/4

年金生活者支援給付金の受給額について

出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」をもとに筆者作成

老齢年金生活者支援給付金基準額

  • 2025年度:5450円
  • 2026年度:5620円(前年比+170円)

障害年金生活者支援給付金基準額

  • 2025年度
    ・1級:6813円
    ・2級:5450円
  • 2026年度
    ・1級:7025円(前年比+212円)
    ・2級:5620円(前年比+170円)

遺族年金生活者支援給付金基準額

  • 2025年度:5450円
  • 2026年度:5620円(前年比+170円)

給付対象になる条件は、以下のとおりです。

老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金

  • 以下を満たす場合に対象となる。
    ・65歳以上の老齢基礎年金の受給者である。
    ・世帯全員が市町村民税非課税である。
    ・前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後生まれの人は80万9000円以下、昭和31年4月1日以前生まれの人は80万6700円以下(※2)である。

障害年金生活者支援給付金

  • 以下を満たす場合に対象となる。
    ・障害基礎年金の受給者である。
    ・前年の所得(※1)が「479万4000円+扶養親族の数×38万円(※3)」以下である。

遺族年金生活者支援給付金

  • 以下を満たす場合に対象となる。
    ・遺族基礎年金の受給者である。
    ・前年の所得(※1)が「479万4000円+扶養親族の数×38万円(※3)」以下である。

※1障害年金・遺族年金などの非課税収入を除く。
※2昭和31年4月2日以後生まれで80万9000円を超え90万9000円以下の人や昭和31年4月1日以前生まれで80万6700円を超え90万6700円以下の人には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給される。
※3同一生計配偶者のうち70歳以上の人または老人扶養親族の場合は48万円、特定扶養親族または16歳以上19歳未満の扶養親族の場合は63万円となる。

基本的には、基礎年金を受給しており、所得が所定の金額以下であれば支給対象です。なお、老齢年金生活者支援給付金のみ、住民税非課税世帯でなければ受給できないため、注意が必要です。

給付金を受け取る際は、所定の書類に必要事項を記入し、日本年金機構に送付する必要があります。必要事項は氏名や住所、個人番号などであり、書類の記入にはあまり手間がかかりません。