4. 「大谷推しじゃない」に高評価という意外な反応

一方、実際にNetflixでWBCを観戦したユーザーからは絶賛の声も挙がっています。

高く評価されているのは、全47試合を独占ライブ配信するという配信の形態です。前回大会まではハイライトでしか観ることができなかった他国の試合をフル観戦できるようになり、高い満足度につながっているようです。

SNSでは

  • 「日本以外の試合も面白すぎて寝不足」
  • 「他の国の盛り上がりも見られるのは楽しい」

などの反応がありました。

また、意外なのは「大谷推しじゃない」ことに対する高評価です。

  • 「過剰な演出がないのがいい。解説のレベルも高い」
  • 「地上波だと大谷中心の放送になってたことを考えると、正直Netflixで良かった」

など、少なくないユーザーが番組サイドの意図が強すぎないリアルな野球を観戦できることを喜んでいるようです。

WBCの独占配信をめぐる騒動は今回限りの問題ではありません。国際大会の放映権料が高騰しているのは野球だけではなく、地上波放送を見送る動きはサッカーワールドカップの予選などでも見られました。

スポーツ興行がビジネスである以上、いかに国民的行事といえども、経済的な枠組みから逃れることはできません。「お茶の間の熱狂」は古き良き時代の一場面となってしまうのか、それとも新しいスタイルで文化として残るのか。新時代のスポーツ観戦に関する議論はまだまだ続くことになりそうです。

参考資料

大蔵 大輔