3. 資産形成は「家計やライフスタイルに合った」選択を
積立投資をはじめる人のなかには、新NISAのつみたて投資枠に対応したインデックスファンドを検討するケースもあるでしょう。
資産運用の選択肢として、以下のようなものもあります。
3.1 ①全世界株式インデックスファンド
日本・米国・欧州・新興国など世界約50カ国の株式に一度に分散投資できます。
「一本で世界中に投資」できるシンプルさが初心者にも人気な傾向にあります。
3.2 ② 米国S&P500連動型ファンド
AppleやMicrosoftなど米国を代表する500社に連動するファンドです。
米国経済の成長を取り込める点が強みです。
もちろん、上記のようなファンド以外にも、日本株に連動するファンドや、債券を組み入れたバランス型のファンドなど、さまざまな選択肢があります。
ご自身のリスク許容度や、投資方針などに応じて投資先を検討することが大切です。
なお、ファンドを選ぶ際は信託報酬(コスト)の低さを重視するとよいでしょう。
年0.1%以下の低コストファンドも多数登場しており、長期では運用コストの差が最終リターンに大きく影響することが考えられます。
4. まとめにかえて
月3万円を20年間、銀行預金(普通預金金利0.3%のケース)に預け続けた場合の最終資産は約742万円(税引前)。
一方、同じ金額を新NISAで年利5%で積み立てた場合は約1217万円と、その差は475万円にもなります。
この差を生み出すのが「複利効果」と「非課税」という2つの力です。
時間をかけるほど差は広がる傾向にあり、20年という期間が複利の効果を最大限に引き出すことが期待できます。
もちろん、投資には元本割れのリスクがあり、将来の利回りを保証するものではありません。
ただ、インフレが続く今「預けておけば安心」という発想だけでは、お金の実質的な価値が目減りするリスクも忘れてはならないでしょう。
家計やライフスタイルに合った方法で、老後に向けた資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
加藤 聖人