3. オルカンはベンチマークを上回っている
オルカンのようなインデックスファンドは、目標とする指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)と全く同じ動きを目指します。
しかし実際の運用では、指数との乖離(トラッキングエラー)が発生しがち。その点、オルカンは設定以来、ベンチマークを1.4%上回る成績を残しています。
直近3年のデータを見ても、一貫して指数と同等、あるいはそれ以上の成果を出し続けており、運用力の高さが証明されています。
4. オルカンは低コストも魅力のひとつに…運用コスト(信託報酬)は何パーセント?
オルカンが人気なのは、単に成績が良いからだけではありません。徹底的なコストの安さが、投資家の手元に残る利益を守っているからです。
信託報酬(年率):0.05775%以内(税込)
100万円を1年間預けても、手数料はたったの577円程度。一般的なアクティブファンド(年率1.5%程度)と比較すると、その差は25倍以上にもなります。
長期投資において、この数パーセントのコスト差は見過ごせません。
オルカンはこのコストを極限まで抑えることで、投資家が市場の成長をそのまま享受できる仕組みを整えているのです。
5. まとめ
2026年、オルカンは純資産10兆円を超える巨大ファンドとなりました。
米国株の恩恵と円安により、直近の利回りは20%という異例の高水準にありますが、これはあくまで「今」の結果です。
投資対象の6割が米国であるという特性や、相場の急落リスクを正しく理解した上で、「自分のリスク許容度の範囲内」で淡々と継続すること。それが、ブームに振り回されずに資産を築くための最も確かな近道となるはずです。
【投資に関するご注意】 本記事は、特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。投資には元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行われるようお願いいたします。
参考資料
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
- 三菱UFJアセットマネジメント株式会社「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポート」
和田 直子
