1. 【給付基準額】年金生活者支援給付金、2026年4月分からの増額が決定

年金生活者支援給付金は、年金による収入やその他の所得が一定の基準額を下回る世帯を支える目的で、2019年から始まった制度です。2カ月に一度、公的年金に加算される形で支給されます。

この給付金は、受給している年金の種類によって3つの区分に分かれており、それぞれで支給要件や金額が設定されています。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

1.1 2026年度における年金生活者支援給付金の具体的な支給額

年金生活者支援給付金の額は、物価の変動を考慮して毎年度見直される仕組みになっています。

2026年1月23日、厚生労働省は2026年度の年金額改定と同時に、年金生活者支援給付金の給付基準額の改定も発表しました。

これにより、6月に支給される「4月・5月分」の給付金から、前年度と比較して3.2%引き上げられることが確定しました。

【2026年】年金生活者支援給付金の給付基準額2/7

年金生活者支援給付金の支給金額

出所:日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等についてお知らせします」をもとにLIMO編集部作成

【2025年度から2026年度への変更点】

  • 老齢年金生活者支援給付基準額(月額):5450円から5620円へ
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級は6813円から7025円へ、2級は5450円から5620円へ
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円から5620円へ

老齢年金生活者支援給付金の実際の支給額は、この基準額を基に保険料の納付期間などに応じて個別に計算されます。

これらはすべて月額表示であり、支給日には2カ月分がまとめて年金に上乗せされます。満額に近い額を受給できる場合、1回の支給で約1万円、年間では約6万円を受け取ることになります。

なお、厚生労働省年金局の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月時点での平均給付月額は、老齢年金生活者支援給付金が4016円、障害年金生活者支援給付金が5727円、遺族年金生活者支援給付金が5228円となっています。