ココがポイント
  • ヤマハ発動機の本日の終値は?
  • ヤマハ発動機の1年間の株価推移は?
  • ヤマハ発動機の株主優待、どう変わる?

3日後場は、日経平均株価が前週末比1778円19銭安の5万6279円5銭となり、TOPIX(東証株価指数)も同126.25ポイント安の3772.17ポイントと、どちらも大きく続落しました。

日経平均の下げ幅は、昨年4月7日(2644円安)以来、約11カ月ぶりの大きさです。

これまで相場が急ピッチで上昇していた反動に加え、短期売買をしていた投資家の利益確定売りが広がりました。さらに、米国によるイラン攻撃をきっかけに売りが加速。前日に続き、中東地域の地政学リスクが意識され、投資家の間では様子見ムードが強まりました。

このような相場環境の中で、先日決算を発表したヤマハ発動機(7272)の動向について、分かりやすく解説します。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

1. 【ヤマハ発動機(7272)】2026年3月3日の終値は「1165円」で前日比マイナス

ヤマハ発動機は、二輪車やマリン製品をはじめとする輸送用機器を主力とし、グローバルに事業を展開するメーカーです。

2026年3月3日(火)のヤマハ発動機の株価の終値は1233円でした。配当利回りなども確認しましょう。

  • 株価の終値:1165円
    • 前日比:▲36円
  • PER(会社予想):11.31倍
  • PBR(実績ベース):1.00倍
  • 配当利回り(会社予想):4.29%

なお、ヤマハ発動機の株価の年初来高値と年初来安値は以下の通り。

  • 年初来高値:1384円(2025年1月6日)
  • 年初来安値:963円(2025年4月7日)

ヤマハ発動機の株価のここ1年の値動きもチャートでみてみましょう。

1年間の株価チャート1/3

1年間の株価チャート

出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成

ヤマハ発動機の株価は年初に年初来高値である1384円をつけ、その後株価は下落し4月に963円の年初来安値をつけた後、もみ合いながら直近では少しずつ上昇し現在は1165円となっています。

また、本日の主要指数の終値は以下の通りでした。

  • 日経平均株価:5万6279円(前日比▲1778円)
  • TOPIX:3772(前日比▲126ポイント)

2. 【ヤマハ発動機(7272)】15円増配へ!決算内容「営業キャッシュ・フローはプラス」

ヤマハ発動機が2月13日に発表した2025年12月期決算は、売上高こそ前期比1.6%減にとどまったものの、米国の関税影響やコスト増、特別損失の計上が響き、最終利益は前期比85.1%減の161億円と大幅な減益になりました。

2025年12月期の連結業績(2025年1月1日~2025年12月31日)2/3

2025年12月期の連結業績(2025年1月1日~2025年12月31日)

出所:ヤマハ発動機株式会社「2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」

一方で、本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュ・フローはプラスを確保し、手元資金も増加していることから、資金繰りは安定している状況です。26年12月期は最終利益が1000億円と前期比6.2倍へのV字回復を見込んでおり、収益改善が実現できるかが今後の焦点となります。

ヤマハ発動機のこれまでの配当金と配当予想も確認します。

2.1 ヤマハ発動機株式会社の配当金と今後の配当予想

2024年12月期

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:25.00円
  • 年間配当:50.00円

2025年12月期

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:10.00円
  • 年間配当:35.00円

2026年12月期(予想)

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:25.00円
  • 年間配当:50.00円

2026年2月13日発表の「2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」によると、2025年12月期の期末配当は10.00円となりました。また、2026年12月期は年間50.00円(中間25.00円、期末25.00円)への増配を見込んでいます。

3. 【ヤマハ発動機(7272)】ポイント制度の株主優待「3年以上保有、ポイント数引上げ!」

ヤマハ発動機の株主優待は、毎年12月31日現在の株主名簿に記録された100株以上の株式を保有の方へ向けて、保有株式数や保有期間に応じてポイントを進呈。そのポイント数に応じて、優待品の中から好きなものを選ぶことができます。

なお、2026年12月期から株主優待の内容が以下となり、以前に比べて一部変わっています。

3.1 2026年12月期以降:1年以上~3年未満・3年以上

  • 100~300株未満:1000ポイント・3000ポイント
  • 300~1000株未満:2000ポイント・4000ポイント
  • 1000~3000株未満:3000ポイント・5000ポイント
  • 3000株以上:4000ポイント・6000ポイント

※1年未満は全て対象外へ

※保有期間「1年以上」とは毎年12月末時点の株主名簿に同一株主番号で連続して2回以上記録、かつ100株以上保有のこと(保有期間「3年以上」については同条件で連続して4回以上記録され、かつ100株以上保有していること)
※株主番号が変更になった場合は保有の継続とはみなさない

変更後は保有期間1年未満が対象外となる一方で、保有期間3年以上の方のポイント数が引き上げられています。

また、2026年6月期から中間優待は廃止です。

4. 【ヤマハ発動機(7272)】業績回復への期待と「長期保有優遇型」株主還元に注目

2025年12月期決算では最終利益が大幅減益となりましたが、本業の資金創出力を示す営業キャッシュ・フローはプラスを確保。財務の安定性は維持されています。さらに、2026年12月期は最終利益1,000億円と大幅な回復を見込んでおり、業績のV字回復が実現するかが今後の注目点です。

株主還元面では、2026年12月期に年間50円への増配を予定。また、株主優待制度は長期保有をより重視する内容へ変更され、3年以上保有の株主のポイント数が引き上げられました。一方で、1年未満の保有は対象外となり、2026年6月期からは中間優待が廃止されます。

外部環境には依然として不透明感が残るものの、

  • 業績回復への期待
  • 増配計画
  • 長期保有優遇型へシフトした株主優待

といった点は、中長期投資を検討するうえで重要なポイントとなりそうです。短期的な値動きだけでなく、今後の収益改善の進展に注目したい局面といえるでしょう。

免責事項

  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
    投資判断は、最新の決算資料や市場動向をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料