5. 自身のライフプランに合わせた年金受給計画を
今回は、厚生労働省の最新データに基づき、厚生年金の受給実態や、受給開始時期の選択肢である繰上げ・繰下げ制度について解説しました。
年金だけで「月額20万円」を確保できる人が受給者全体の約2割にとどまるという現実は、多くの人にとって、自身の老後資金計画を考えるきっかけになるかもしれません。
重要なのは、単純に「早くもらうか」「遅らせるか」の二者択一で考えるのではなく、ご自身の健康状態や資産状況、そして年金を増額した場合の税金や社会保険料を差し引いた「手取り額」がどうなるのかを冷静にシミュレーションすることです。
「長生きリスク」への備えとして繰下げ受給を検討する際には、税負担の増加や、万が一の際の遺族への保障なども含めて総合的に判断することが大切です。
豊かなセカンドライフを実現するための第一歩は、こうした公的年金制度のメリットとデメリット、いわば“光と影”の部分を正しく理解することから始まります。
この機会に、税制優遇制度のiDeCoの活用や働き方の見直しなど、ご自身に合った「備え」を具体的に検討してみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
橋本 優理
著者
大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社。約300組のライフプランニングを行い、保険販売業務に従事。その後、異業種にて法人営業を経験し、株式会社エイチームフィナジーで保険EC事業の立ち上げに参画。インターネット上で保険の無料相談ができるサービスの責任者として、自身も多くの世帯のライフプランニングを行う。2023年に株式会社モニクルフィナンシャル入社。現在は、より多くの人に、より気軽に、自分に合った保険の選び方を知ってほしいとの思いでコンテンツ制作や執筆作業に従事。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、生命保険募集人資格、損害保険募集人資格保有。
保険の比較・見積からネット申込まで無料サポートする「ほけんのコスパ」では、「生命(死亡)保険3000万の月額保険料はいくら?データを元に必要な保障額プロが徹底解説」や「七大疾病保険は本当に必要?悩んだ時の判断ポイントと加入のメリット・デメリット」などを執筆。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)