2026年3月2日、田中貴金属工業が公表した金価格は1グラムあたり3万305円に達し、史上最高値を更新しました。インフレや地政学的リスクへの備えとして「有事の金」の重要性が高まっています。

しかし、現物の金を自宅で保管するには手数料やセキュリティ面での課題があります。

そこで注目されているのが、100円といった少額から始められ、管理の手間もかからない「投資信託」によるゴールド投資です。本記事では、国内最大級の純資産を誇る「三菱UFJ 純金ファンド」を例に、そのメリットや実績、ファンド選びのポイントを解説します。

1. 投資信託で「金」を保有する3つの主要なメリット

金地金(現物)の保有とは異なる、投資信託ならではの利点として、主に以下の3点が挙げられます。

1.1 メリット1:少額からの積立投資に対応

金地金を購入するにはまとまった資金が求められますが、投資信託であれば100円や1000円といった少額からでも始められます。NISA口座を利用した非課税での運用にも適しています。

1.2 メリット2:保管に関するリスクとコストが不要

現物の金を保有する場合、盗難のリスクが伴い、貸金庫を利用すれば保管料もかかります。一方で投資信託はデータ上で管理されるため紛失の心配がなく、管理費用も信託報酬として比較的安価に抑えることが可能です。

1.3 メリット3:換金のしやすさと専門家による運用

売却したいと考えた際に、オンラインですぐに換金手続きができる点は、現物にはない投資信託の大きな強みです。

また、複雑な値動きをする金市場において、運用会社が持つ「指数に正確に連動させる運用技術」が活用されます。これにより、投資家は自身で手間をかけることなく、金価格の動向を資産運用に反映させることができます。

1.4 国内最大級ファンド「三菱UFJ 純金ファンド」の運用実績

ゴールド投資の代表的な選択肢として、多くの投資家から支持されているのが「三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」です。

このファンドは国内の金価格への連動を目指して運用されており、「デジタルで保有する純金」ともいえる商品です。近年の金価格上昇を追い風に、そのパフォーマンスは「守りの資産」という従来のイメージを超える力強さを示しています。

騰落率(分配金再投資、2026年2月25日時点)は以下の通りです。

  • 1ヵ月:+3.18%
  • 3ヵ月:+24.29%
  • 6ヵ月: +63.38%
  • 1年:+81.97%
  • 3年:+218.50%
  • 5年:+301.78%
  • 設定来:+523.28%