春の気配を少しずつ感じる季節、お庭やベランダを彩る準備を始めたくなる方も多いのではないでしょうか。

土に触れ、植物の成長を身近に感じる時間は、日々の暮らしに潤いを与えてくれます。

今回のテーマは、LIMOガーデニング部員が、春を心待ちにしながら実際に作った、真っ白なラナンキュラスを主役とする寄せ植え。

主役の花々と個性豊かなカラーリーフを、参考価格などの情報とともにご紹介します。

1. 《真っ白ラナンキュラスが主役》透明感あふれる春の寄せ植え

真っ白ラナンキュラス主役の寄せ植え!1/9

真っ白ラナンキュラスが主役

LIMOガーデニング部撮影

今回の寄せ植えは、清潔感のあるホワイトを基調に、大人っぽいパープルをアクセントカラーとして加えています。

後方にはキンギョソウや背の高いネメシアを配置して縦のラインを意識し、中央ではラナンキュラスがボリューム感たっぷりに咲き誇ります。

そして足元には、愛らしいフリル咲きのパンジーや背の低いネメシアをあしらい、高低差のある美しい構成に仕上げました。

また、この寄せ植えの垢抜けポイントは、質感の異なる2種類のカラーリーフです。斑入りの硬質な葉を持つゴシキヒイラギと、ふわふわとした柔らかな黄緑色のロータスブリムストン。

この対照的な葉ものが加わることで、お花だけでは表現できない奥行きと動きが生まれ、全体の印象が洗練されたものになります。

2. 今回の「真っ白ラナンキュラス主役の寄せ植え」に使った植物たち

2.1 ラナンキュラス

ラナンキュラス1/9

ラナンキュラス

LIMOガーデニング部撮影

 

幾重にも重なる繊細な花びらが、豪華でエレガントな雰囲気を醸し出すラナンキュラス。

あえて純白のホワイトを選ぶことで、華やかさの中に清らかな品格がプラスされ、全体の透明感を引き立てています。

実はラナンキュラスは、根っこを触られるのが少し苦手なお花です。植え付けるときは根鉢を崩さず、ふんわりと新しい土を被せてあげるのが、長く元気に咲かせるコツですよ。

※参考価格:300円〜600円前後(3号ポット苗)

2.2 宿根ネメシア

宿根ネメシア3/9

宿根ネメシア

LIMOガーデニング部撮影

風にそよぐ小さな花が、軽やかでナチュラルな印象を与えてくれる宿根ネメシア。

今回は背の高い品種と低い品種を使い分けることで、寄せ植えに立体的な動きを演出しました。シックなパープルの色合いが、全体の甘さをほどよく抑え、大人っぽい雰囲気を加える名脇役です。

※参考価格:300円〜500円前後(3号ポット苗)

2.3 パンジー(フリル咲き)

パンジー(フリル咲き)4/9

パンジー(フリル咲き)

LIMOガーデニング部撮影

冬から春にかけてのガーデニングではおなじみのパンジー。今回は花びらの縁が波打つ、フリル咲きの品種をチョイスしました。足元にも主役級の華やかな質感が生まれます。

咲き終わったお花をこまめに「花がら摘み」してあげると、次々と新しいつぼみが上がり、長く美しい姿を楽しませてくれますよ。

※参考価格:150円〜400円前後(3号ポット苗)

3. 2種のカラーリーフで「ふつうの寄せ植え」がワンランク上がる!

お花たちの美しさを一層引き立てるのが、カラーリーフの存在です。

常緑低木であるゴシキヒイラギの斑入りのギザギザとした葉は、シャープでモダンな印象を与えてくれます。

成長すると少しずつ大きくなる植物ですが、寄せ植えにしている時期はコンパクトに形を保ってくれるので安心です。

ゴシキヒイラギ5/9

ゴシキヒイラギ

LIMOガーデニング部撮影

 

ロータスブリムストン6/9

ロータスブリムストン

LIMOガーデニング部撮影

ロータスブリムストンはやや乾燥を好む性質があるため、お水が大好きなパンジーなどと一緒に植える際は、葉っぱが蒸れないようにお水を株元へ優しく注いであげてくださいね。

これら葉ものが加わることで、花だけでは出せない奥深さを演出できるのです。

価格:※参考価格:各300円〜600円前後(3号ポット苗)

4.  まとめにかえて

今回は、白と紫を基調とした春待ちの寄せ植えをご紹介しました。

主役のお花だけでなく、個性的なカラーリーフを上手に組み合わせることで、いつもの寄せ植えがワンランク上の仕上がりになります。そして、それぞれの植物の個性を少しだけ気遣ってあげることで、美しさはさらに長持ちします。

ぜひ、ご自身のベランダやお庭づくりの参考にしてみてくださいね。

※植物の価格は、生育状況や店舗によって異なります。

5. 【コラム】データで読み解く!日本の花と球根の需給事情

ガーデニングや日々のお花を楽しむ中で、「この植物はどこから来たのかな?」と気になったことはありませんか?

2026年2月に農林水産省が公表した「花きの現状について」から、日本の花き(観賞用の植物)生産の現状を見てみましょう。

5.1 花き生産の現状:金額ベースで見る

まず「金額ベース」で見ると、国内で流通する花の約9割が国内生産で、輸入は約1割にとどまります。

国内生産の6割弱を占めるのが切り花類で、次いで鉢もの類、花壇用苗もの類と続きます。また、輸入される花も大半(9割弱)が切り花です。

5.2 花き生産の現状:数量ベースで見る

しかし、「数量ベース」で見ると異なる実態が見えてきます。

切り花の国内流通量における輸入割合は約3割(30%)となっており、特にカーネーションやキクの輸入割合が高く、コロンビアやマレーシア、中国などから多く届いています。

また、秋植え・春植えでおなじみの「球根」については、輸入割合(数量ベース)が実に約8割(80%)にのぼります。

その大半が花の国として知られるオランダから輸入されており、国内に流通する球根の多くが海外産であるという特徴があります。

お花屋さんやホームセンターで植物を選ぶとき、実は海を越えて届いたものが数多く含まれています。

日ごろ花苗を選んだり土作りをしたりする際に、産地に注目してみるのも一つの楽しみ方かもしれませんね。

参考資料

農林水産省「花きの現状について」(令和8年2月公表)

7. こちらの記事もおすすめ!

7.1 狭い庭でも植えっぱなしOK!コンパクト&ローメンテで楽しめる小さめ多年草

ピンクの花を咲かせている、クリーピングタイム

stockcreations/shutterstock.com

 

 

【狭い庭でも植えっぱなし】毎年花咲く「小さめ多年草」6選!日陰に強い植物やグランドカバーも

こちらの記事では、狭い庭に植えっぱなしでも毎年花を楽しめる植物や、小さな空間をおしゃれに見せるコツを紹介しています。

初心者さんやお忙しい方でも管理しやすく、安心して楽しめるコンパクトな多年草ばかりなので、ローメンテなお庭づくりの参考にしてくださいね。

7.2 約半年間ずっと咲く花で、お金をかけない庭づくり

9/9

犬や黄色、オレンジなど、色とりどりの花を咲かせている、ジニア

mariokinhed/shutterstock.com

【お金をかけない庭づくり】約半年ずっと花咲く一年草&多年草8選!少ない苗でも一年中華やか

こちらの記事では、春~秋、冬~春に分けて、約半年間ずっと花を咲かせる植物を8種紹介しています。

長期間花が咲くので、一年草なら半年間植え替えいらず。多年草なら植えっぱなしで楽しむことができ、苗代も少なく済みます。お金や時間をあまりかけられないけれど、一年中庭を華やかに彩りたいという方におすすめです。

LIMOガーデニング部