3. 年金制度のよくある誤解とは?
少子高齢化が進む中、年金制度についても漠然とした不安を持つ人は多いでしょう。
ここからは、年金制度に関するよくある2つの誤解について解説します。
3.1 年金は将来もらえなくなる?
少子高齢化により現役世代の負担が大きくなることで、「年金制度はいずれ破綻するのではないか」と考える人も少なくありません。
しかし、年金制度は時代の変化に合わせてその内容や仕組みが見直されているため、突然支給がなくなるといった心配はありません。
2004年の制度改正により、将来にわたって安定した給付を続けるため、以下の4つの仕組みが導入されました。
〈負担(収入・財源)に関すること〉
- 上限を定めたうえでの保険料(率)の引き上げ
- 給付費における基礎年金国庫負担(税金)の割合を1/3から1/2に引き上げ
- 今後100年間を見据えた積立金の計画的な活用
〈給付に関すること〉
- マクロ経済スライドの導入
マクロ経済スライドとは、現役世代の人口の減少や平均余命の伸びを考慮して、年金額を自動的に調整する仕組みです。
固定した財源の範囲内で年金の給付水準を調整しているため、少子高齢化が進行しても給付を続けることが可能です。
