4. 納めた保険料は自分の年金に反映される
会社負担の年金保険料は現在の高齢者世代の年金などに使われています。自分の手元に年金として返ってくるわけではないため「将来年金はもらえるの?」と不安な人もいるでしょう。
現在の公的年金制度は、保険料を納めた事実があれば年金に反映される仕組みになっています。会社負担分の保険料が見当たらないからといって、年金額自体が減額されるわけではありません。
厚生年金の受給額は、単に「払った保険料の総額」を積み立てて戻す仕組みではなく、計算の基礎となる「平均的な給与(平均標準報酬額)」や「加入期間」によって算出されます。
厚生年金の受給額の計算の仕方は、以下のとおりです。
- 厚生年金(報酬比例部分)=標準報酬月額×5.481/1000×加入月数
たとえば、標準報酬月額が30万円、加入月数が450月の場合の受給額は、以下のとおりです。
- 受給額=30万円×5.481/1000×450=73万9935円(月額6万1661円)
厚生年金だけで、月額約6万2000円を受け取れます。会社員や公務員は基礎年金と厚生年金をあわせて受け取ります。現在の基礎年金の受給額は満額で月額約6万9000円ですから、合計で13万1000円の年金を受給します。
保険料はあくまで「最低10年加入」という年金の受給資格を得るために必要なものであり、金額に直接的な影響を及ぼすわけではありません。会社負担分も、自身の年金に確実に反映されるよう、年金制度は運営されているのです。