3. 老後に向けた資産運用で知っておきたい3つのポイント
40歳代・50歳代から老後に向けて資産運用を始める際、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 「長期・積立・分散」の投資を行う
- 自分のリスク許容度を把握する
- NISA・iDeCoなどの税制優遇制度を活用する
それぞれのポイントを見ていきましょう。
3.1 「長期・積立・分散」の投資を行う
まず、投資を行う際の鉄則として「長期・積立・分散」を頭に入れておきましょう。
この3点は投資のリスクを軽減させるために重要な要素です。
長期投資を行うと価格の振れ幅が安定しやすく、大きな損失を抱える危険性が低くなります。
さらに積立投資によって購入するタイミングをずらすことで、価格が高いときに一括購入してしまうリスクを回避できます。
また、投資対象を多様な資産・地域に分散させることで、特定の資産・地域に影響を受けにくくなります。
リスクを抑えた安定的な運用を実現させるためにも「長期・積立・分散」の投資を徹底しましょう。
3.2 自分のリスク許容度を把握する
自分が「どの程度のリスクまで耐えられるのか」という度合いを「リスク許容度」と言います。
投資を始める際には、ご自身のリスク許容度を把握することが大切です。
例えば「一時的に資産価値が半分になっても、長期的に大きなリターンを狙いたい」という場合、リスク許容度が高いと言えます。
比較的リスクが大きい株式などを中心に運用し、リターンを狙っていくと良いでしょう。
一方で「できる限り資産価値を減らしたくない」という場合、リスク許容度は比較的低いと言えます。
預貯金の比率を高めにしたり、債券などの比較的安全性が高い資産を中心に運用したりして、堅実な運用を心掛けると良いでしょう。
リスク許容度は本人の性格も影響しますが、資産状況や収入、年齢などでも変化します。
さまざまな要素を踏まえて自分のリスク許容度を確認し、無理のないリスク水準で資産を運用しましょう。
3.3 NISA・iDeCoなどの税制優遇制度を使う
資産運用を行う際は、NISA・iDeCoといった税制優遇制度を活用するのもひとつの手です。
税金面での負担を軽減しながら資産を運用できるため、老後に向けた資産運用を効率的に行うことができます。
NISAは、年間一定枠までの投資で得た利益がすべて非課税になる制度です。
非課税期間は無期限となっており、老後まで保有し続けても利益に課税されません。
資産の引き出しにも制限がないため、比較的自由な使い道を検討できることが特徴です。
iDeCoは、自分で老後の資金を準備するための「私的年金」の一種です。
「運用益が非課税で再投資される」「掛金が全額所得控除になる」「受取時にも控除が適用される」といった税制メリットがあります。
原則として60歳まで引き出せないため、老後の生活費に特化した使い道が適しています。
いずれも税制面で優遇を受けられる制度であるため、目的に応じて使い分けながら資産を運用していくと良いでしょう。