2. 70歳以上無職世帯の生活費、ひと月いくら必要?

苦しい状況で生活しているシニア世代が多いことが分かりましたが、実際にどれくらいの生活費で家計をやりくりしているのでしょうか。

ここでは、総務省統計局の「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯 2025年(第3-12表)をもとに、70歳以上の二人以上世帯の生活費を見ていきます。

2.1 【70歳以上・二人以上世帯】家計収支の内訳

二人以上世帯のうち、世帯主が70歳以上の無職世帯における家計収支は以下の通りです。

実収入:26万2317円

  • うち公的年金給付:21万3754円

実支出:29万2247円

  • 消費支出:25万8626円
    ・食料:8万1645円
    ・住居:1万7048円
    ・光熱・水道:2万4861円
    ・家具・家事用品:1万1156円
    ・被服及び履物:5402円
    ・保健医療:1万7137円
    ・交通・通信:2万9327円
    ・教育:169円
    ・教養娯楽:2万3420円
    ・その他の消費支出:4万8460円
  • 非消費支出:3万3620円
    ・直接税:1万2551円
    ・社会保険料:2万1061円
    ・他の非消費支出:8円

実収入・実支出の差額は約3万円となっているため、平均的な家計収支では毎月3万円ほどの赤字が出る計算になります。

生活が苦しいと回答するシニア世代が多いことも頷ける結果です。