新緑が目に鮮やかになり、間もなくゴールデンウィークを迎える時期となりました。 新年度の慌ただしさも少し落ち着き、連休を利用してご自身の家計や貯蓄状況を見直すという方も多いのではないでしょうか。

日々の家計をやりくりすることも大切ですが、老後に向けた資金準備を少しずつ始めていく必要もあります。

今回は、70歳代の貯蓄の平均・中央値のデータやシニア世代が抱えている家計の不安をご紹介します。

老後の資産寿命を延ばすためのポイントも解説していくので、ぜひ本記事を参考に老後に向けた資金計画を立ててみましょう。

1. シニア世代の生活に対する実感

まず、実際のシニア世代がどのような生活意識を持っているのかを見ていきましょう。

ここでは、厚生労働省の「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」から、高齢者世帯の生活意識の調査結果をご紹介します。

1.1 高齢者世帯の半数以上が「生活が苦しい」

生活意識の調査に対し、高齢者世帯の25.2%が「大変苦しい」、30.6%が「やや苦しい」と回答しています。

半数以上が「生活が苦しい」といった回答をしており、シニア世代の生活の実態が見て取れます。

近年は物価高騰が続いており、年金が主な収入源となるシニア世代には厳しい状況になっているようです。