2. 管理会社や大家から、原状回復のために不当な請求をされるケースが続出

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原状回復トラブル

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ここからは、退去時に原状回復費用でトラブルを起こした事例を紹介します。

40歳代の男性は、壁紙の張替え費用に関するトラブルを報告しました。

6年間家族で居住していた賃貸マンションを退去した際、壁紙にソファの跡がついているとして張替え費用と、浴室のドアの補修費用で合計17万円を請求されたそうです。

壁紙は「経過年数6年を考慮して壁紙代金は免除するが、工賃の2割の5万円だけ負担して欲しい」と言われているとか。ソファの跡は自然損耗で、経過年数を考慮するなら工賃を請求するのもおかしいのではないかと困っています。

また、浴室のドアは、普通に使用していただけで壊していないので請求に納得できないとしています。

40歳代の女性は、クロスの全面張替えと畳の表替え費用全額を請求されたそうです。

約10年居住した家賃約4万円の賃貸アパートを退去した際、敷金の約6万円のうち約4万円が敷引きされ、別途でクロスの全面張替えと畳の表替え費用全額の約20万円を請求されました。

アパートには子どもと2人で住んでいたが、喫煙しておらずクロスを汚した覚えはないそうです。

クロスは天井の張替え費用まで請求され、契約書にはクロスや畳の表替えの費用は入居者負担と記載があるが、契約時に説明を受けた覚えはないとしています。管理会社に「高額な原状回復費用に納得できない」と伝えたが、「裁判になる」と言われ困っているそうです。

それでは、次のページではこれらの質問や報告に、独立行政法人国民生活センターが回答したアドバイスを紹介します。