3. 「オルカン」「S&P500」に100万円投資し30年間放置した場合の資産額は?
ここからは、タイトルにあるようにオルカンとS&P500にそれぞれ100万円を投資し、30年間放置した場合の資産額をシミュレーションしていきます。
なお、騰落率を年平均成長率(CAGR)に換算して試算します。
※CAGR(%)=[(N年目の数値÷1年目の数値)^ {1 ÷(N-1)}-1]×100
3.1 「オルカン」に100万円投資し30年間放置したケース
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の設定日(2018/10/31)から2026年2月までの約7. 3年で、資産が約3.39倍(+239%)になったとすると、年平均成長率CAGRは約18.3%となります。
100万円を年率18.3%で30年間運用した場合の資産額をシミュレーションすると、約1億5472万円となります。
3.2 「S&P500」に100万円投資し30年間放置したケース
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の設定日(2018/7/3)から2026年2月までの約7.6年で資産が約3.89倍(+289%)になったとすると、年平均成長率CAGRは約19.6%となります。
100万円を年率19.6%で30年間運用した場合の資産額をシミュレーションすると、約2億1475万円となります。
今回のシミュレーションでは、オルカンの年率は約18.3%、S&P500は年率約19.6%で試算しました。
100万円を30年間運用すると、約6000万円もの差が生じる結果となりました。
利率差はわずかでも30年間の複利効果により、これほどまで資産額に差が生じることになります。
ただし、年率約18.3%や約19.6%は異次元といわれるほどの高利率であり、今後もこういった状態が続くとは限りません。
今回のシミュレーションは、あくまでも年率18.3%や約19.6%が実現した場合のものであることを十分にご理解ください。
4. まとめ
オルカンとS&P500は、いずれも長期投資に適しているとされる人気のファンドですが、投資先や運用実績など異なる点があります。
今回のシミュレーションでは、わずかな年率の差でも100万円を30年間放置すると資産額に大きな差が生じることがわかりました。
ただし、過去の高い実績にとらわれず、自分のリスク許容度や運用目的に適した投資先を選ぶことが大切です。
家計やライフスタイルに合った資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
- 三菱UFJアセットマネジメント「一括投資シミュレーション」
木内 菜穂子