4. いよいよ自己負担限度額「引き上げ」?
高額療養費制度については、制度見直しが議論されています。2025年に自己負担限度額の引き上げが検討されたものの、関係者の意見などを考慮し見直しは凍結されました。この際、2026年中に再度検討するという方向性も示されました。
そして、2026年度から、いよいよ自己負担限度額が引き上げられる可能性が高まってきました。現在議論されている内容は「限度額の引き上げ」「所得区分の再編成」「年間上限の創設」です。
具体的には、以下のように変更される予定です。
約1650万円〜
- 2026年8月〜
・月額上限:27万300円+1%
・年間上限:168万円 - 2027年8月〜
・月額上限:34万2000円+1%
・年間上限:168万円
約1410万円〜約1650万円
- 2026年8月〜
・月額上限:27万300円+1%
・年間上限:168万円 - 2027年8月〜
・月額上限:30万3000円+1%
・年間上限:168万円
約1160万円〜約1410万円
- 2026年8月〜
・月額上限:27万300円+1%
・年間上限:168万円 - 2027年8月〜
・月額上限:27万300円+1%
・年間上限:168万円
約1040万円〜約1160万円
- 2026年8月〜
・月額上限:17万9100円+1%
・年間上限:111万円 - 2027年8月〜
・月額上限:20万9400円+1%
・年間上限:111万円
約950万円〜約1040万円
- 2026年8月〜
・月額上限:17万9100円+1%
・年間上限:111万円 - 2027年8月〜
・月額上限:19万4400円+1%
・年間上限:111万円
約770万円〜約950万円
- 2026年8月〜
・月額上限:17万9100円+1%
・年間上限:111万円 - 2027年8月〜
・月額上限:17万9100円+1%
・年間上限:111万円
約650万円〜約770万円
- 2026年8月〜
・月額上限:8万5800円+1%
・年間上限:53万円 - 2027年8月〜
・月額上限:11万400円+1%
・年間上限:53万円
約510万円〜約650万円
- 2026年8月〜
・月額上限:8万5800円+1%
・年間上限:53万円 - 2027年8月〜
・月額上限:9万8100円+1%
・年間上限:53万円
約370万円〜約510万円
- 2026年8月〜
・月額上限:8万5800円+1%
・年間上限:53万円 - 2027年8月〜
・月額上限:8万5800円+1%
・年間上限:53万円
約260万円〜約370万円
- 2026年8月〜
・月額上限:6万1500円
・年間上限:53万円 - 2027年8月〜
・月額上限:6万9600円
・年間上限:53万円
約200万円〜約260万円
- 2026年8月〜
・月額上限:6万1500円
・年間上限:53万円 - 2027年8月〜
・月額上限:6万5400円
・年間上限:53万円
〜約200万円
- 2026年8月〜
・月額上限:6万1500円
・年間上限:53万円
・※「~約200万円(標報:~15万円)」区分に該当することが確認できた者は、年間上限41万円を適用し、令和9年8月以降に償還払い - 2027年8月〜
・月額上限:6万1500円
・年間上限:41万円
非課税(70歳未満)
- 2026年8月〜
・月額上限:3万6900円
・年間上限:29万円 - 2027年8月〜
・月額上限:3万6900円
・年間上限:29万円
非課税(70歳以上)
- 2026年8月〜
・月額上限:2万5700円
・年間上限:29万円 - 2027年8月〜
・月額上限:2万5700円
・年間上限:29万円
一定所得以下(70歳以上)
- 2026年8月〜
・月額上限:1万5700円
・年間上限:18万円 - 2027年8月〜
・月額上限:1万5700円
・年間上限:18万円
年間上限が設けられることで、月単位では自己負担限度額に到達しなくても、年単位で到達した場合は高額療養費制度の恩恵を受けられるようになります。
また、所得区分が細分化され、収入に応じた負担を求められるよう改正される予定です。なお、多数回該当については据え置きとなります。
自己負担限度額の引き上げについては、特別国会の予算案審議で可決されれば、正式に決定する予定です。
