4.3 新規学卒就職者の産業別就職後3年以内離職率のうち離職率の高い上位5産業
※「その他」を除く
高校
- 宿泊業,飲食サービス業: 64.7% (▲0.4P)
- 生活関連サービス業,娯楽業: 61.5% (+0.5P)
- 教育,学習支援業: 53.6% (+0.5P)
- 医療,福祉: 49.2% (▲0.1P)
- 小売業: 48.3% (▲0.3P)
大学
- 宿泊業,飲食サービス業: 55.4% (▲1.2P)
- 生活関連サービス業,娯楽業: 54.7% (+1.0P)
- 教育,学習支援業: 44.2% (▲2.4P)
- 医療,福祉: 40.8% (▲0.7P)
- 小売業: 40.4% (▲1.5P)
離職率は、企業の規模や産業によっても大きな開きがあります。
事業所規模別では、従業員1000人以上の大企業における大卒離職率が27.0%であるのに対し、5人未満の小規模事業所では57.5%と、2倍以上の格差が生じています。
また、産業別に見ると「宿泊業,飲食サービス業」が55.4%と最も高く、次いで「生活関連サービス業,娯楽業」が54.7%と、サービス系職種での離職が際立っています。
先ほどの調査にあったように、短い時間の直感で企業を判断することがあることことで、新卒入社でのミスマッチが起こることも否定できません。
だからこそ、直感で「良い」と思った企業に対しては「どうしてそう思ったのか」を、反対に「合わないだろう」と思った企業でもその企業について深く知ろうとするのも大切かもしれません。
企業側も、いかにその「直感」の裏付けとなるリアルな情報を提示できるかが重要でしょう。
5. まとめにかえて
Z世代の就活生は、たくさんある企業の中から効率的に自分に合う環境を探すため、早いスピードで企業を見定めているようです。
情報がたくさんあるからこそ、自分が感じた「第一印象」を大切にしつつ就職活動をしているとも言えます。
その一方で、就活生には「本当にその直感は間違っていないか」を確かめることを大切にしてほしいと思います。
OB訪問や事業所の見学などを通して、どんな人が働いていて、どのような雰囲気なのか知ることで、最初に抱いていた印象とは異なる印象を持つかもしれません。
企業側は、就活生がより良い選択をできるようにするためにも、説明会の最初の一言、面談冒頭の表情一つひとつで今後が左右されることと、その先の機会でより深く知ってもらうことの二つが大切であることを理解し、実践すべきでしょう。
参考資料
LIMO・U23編集部