5. 平均に惑わされず「自分の基準」で備えを考えよう
本記事では、世帯別に「平均貯蓄額」と実態に近い「中央値」を整理し、それぞれの貯蓄事情を解説しました。
40~50歳代の貯蓄額は、世帯構成や収入水準、置かれている状況によって大きく変わり、平均と中央値の開きからもばらつきの大きさが見て取れます。
とくに平均は一部の資産額が高い世帯に左右されやすいため、自身の立ち位置を考える際には中央値や実際の生活状況もあわせて確認することが欠かせません。
さらに、老後への不安が少ない人ほど、必要となる資金を把握したうえで、貯蓄の仕組みづくりや働き方の見直しといった具体策に取り組んでいる傾向があります。
年金収入だけでは十分でないと感じる人がいるなか、早い段階で現状を見つめ直し、自分に合った準備を進めることが安心につながります。
平均値に振り回されるのではなく、生活に即した現実的な備えを意識していきましょう。
参考資料
川勝 隆登
著者
京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)