新緑が目に鮮やかになり、間もなくゴールデンウィークを迎える時期となりました。 新年度の慌ただしさも少し落ち着き、連休を利用して、これからの暮らしや家計について改めて考える時間を持つ方も多いのではないでしょうか。

なかでも老後資金は、多くの人にとって気がかりなテーマです。「年金収入だけで生活は成り立つのか」「制度の仕組みが複雑で全体像がつかみにくい」といった声は少なくありません。将来の見通しがはっきりしないことが、不安を大きくしている側面もあります。

さらに、引退後の過ごし方は一様ではありません。アクティブに外出や旅行を楽しむ暮らしを望む人もいれば、日々を穏やかに過ごすことを重視する人もいます。描くライフスタイルが違えば、必要となる生活費の水準も変わります。そのため、老後に必要な資金を具体的に見積もるのは簡単ではありません。

本記事では、65歳以上の世帯に焦点を当て、生活費や年金受給額、保有資産の水準について、公的統計をもとに整理していきます。