ゴールデンウィークの大型連休が明け、日常のペースを取り戻しつつあるこの時期。連休中の出費や新年度の慌ただしさを経て、ふと家計簿や通帳を見返しながら「これからの暮らし」について考え始める人も多いのではないでしょうか。
目先の支出だけでなく、少し先の将来を見据えたお金の準備に目を向けやすいタイミングともいえるでしょう。
高齢化の進行や生活必需品の物価上昇が続くなか、公的年金だけで老後の生活費すべてを賄うことは、以前よりも難しくなりつつあります。その分、年金以外の備えをどのように用意していくかが、老後設計を考えるうえで欠かせないテーマになっています。
老後に必要なお金は、日々の生活費だけではありません。住まいの修繕や設備の更新、車や家電の買い替え、さらに医療や介護といった予測しづらい支出が重なる可能性もあります。 こうした場面を想定し、老後資金として「貯蓄3000万円」という数字を一つの目安として意識する人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、現在60歳代の世帯のうち、実際に貯蓄3000万円以上を保有しているのはどの程度なのかについて、最新の公的統計をもとに確認していきます。