厳しい寒さが和らぎ、柔らかな日差しがベランダに届き始める早春。広い庭がなくても、プランターひとつあれば、愛らしい花々が毎日の暮らしに彩りを添えてくれます。

いち早く春の訪れを知らせてくれる花たちに誘われて、窓を開けて外に出るのも気持ちがいいものです。今回は早春のベランダでプランター栽培するのにおすすめの花を5種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、地面の庭とは異なるベランダガーデンの環境に適した植物を選ぶ際の、3つのポイントもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「早春のベランダで育てやすいおしゃれな花」にまつわるあれこれ

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ベランダで色とりどりの花を咲かせている、パンジーやビオラ

Lapa Smile/shutterstock.com

  • 早春のベランダガーデニング!プランターでも育つおしゃれな花5選
  • 早春のベランダでも育てやすい「花選び」3つのポイント

集合住宅でガーデニングを始める際は、必ず事前にお住まいの物件の管理規約を確認しておきましょう。避難経路の確保や排水口の管理、床面の重量制限といったルールを守り、近隣への配慮を心がけることが、美しいベランダガーデンを長く楽しむための大切なポイントです。

2. 早春のベランダガーデニング!プランターでも育つおしゃれな花5選

2.1 パンジー・ビオラ

寒さに強く品種が豊富な「パンジー・ビオラ」2/10

淡い紫色や、黄色、白などの花を咲かせている、ビオラ

one pony/shutterstock.com

早春のガーデニングにおいて、高い人気を誇るパンジーやビオラ。花色の豊富さと、秋~春まで半年近く咲き続ける開花期間の長さが魅力です。

近年ではフリル咲きやアンティークカラーなど、見映えのするおしゃれな品種も増えており、一株だけでも主役級の華やかさを演出できます。

※参考価格:100円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 宿根ネメシア

甘い香りと優しい雰囲気が魅力の「宿根ネメシア」3/10

淡い紫色と白のバイカラーの花を咲かせている、宿根ネメシア

Nicholisa/shutterstock.com

宿根ネメシアは小花が群れるように咲き、軽やかな印象。ネメシアには一年草と多年草がありますが、宿根タイプは氷点下の気温にも耐える強さを持ち、甘い香りが漂う品種も多いのが特徴です。

パステルカラーやグラデーションカラーなど、ニュアンスのある色合いが豊富で、ベランダにふんわりとした優しい空気感をもたらしてくれます。

※参考価格:200円~800円前後(3号ポット苗)

2.3 プリムラ・ジュリアン

低い位置で咲く鮮やかな花「プリムラ・ジュリアン」4/10

紫色の花を咲かせている、プリムラ・ジュリアン

Mucesto/shutterstock.com

宝石を散りばめたような鮮やかで豊富な色彩のプリムラ・ジュリアン。シンプルな一重咲きやバラのような八重咲きなど、バリエーションが豊富です。

草丈が低くコンパクトにまとまり、早春の冷たい空気の中でも、地面に近いところで健気に咲く姿が見る人を元気づけてくれます。

※参考価格:100円~700円前後(3号ポット苗)

2.4 ラナンキュラス

豪華でエレガントな花姿「ラナンキュラス」5/10

濃いピンク色の花を咲かせている、ラナンキュラス

Lapa Smile/shutterstock.com

ラナンキュラスは薄い紙を何十枚も重ねたような、豪華な花姿がエレガント。一輪咲いているだけで圧倒的な存在感を放ち、ベランダガーデンの主役に最適です。

近年は、光沢のある花弁を持つ「ラックス」シリーズ品種も注目されています。多湿を嫌うため、土の表面が乾いてからたっぷり水を与えましょう。

※参考価格:100円~300円前後(球根1球)

2.5 アネモネ

風に揺れる姿が美しい「アネモネ」6/10

ピンクや青の花を咲かせている、アネモネ

Golden Shark 2/shutterstock.com

ギリシャ語で「風」を意味する言葉が名前の由来とされているアネモネ。早春の風に優しく揺れて、ベランダにリズミカルな動きを与えてくれます。一重咲きのほかに八重咲きもあり、花の形もさまざま。

赤・青・紫・白など、鮮やかで深みのある発色が魅力です。太陽の光に反応して日中に花を開き、夜になると閉じるという自然の営みを身近に感じることもできます。

※参考価格:50円~100円前後(球根1球)

3. 早春のベランダでも育てやすい「花選び」3つのポイント

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淡い青や紫、黄色などの花を咲かせている、ビオラ

Lapa Smile/shutterstock.com

3.1 寒暖差とコンクリートの照り返しを考慮する

早春のベランダは昼間に日光が当たるとコンクリートが熱を持ち、夜間は急激に冷え込むという温度差の激しい環境です。そこで耐寒性が強く丈夫な植物を選ぶのがポイント。

また、床に直置きすると熱や冷気が植物に直接伝わりやすいため、鉢を棚に置いたり、スタンドを活用したりして、風通しを確保できる対策をするとよいでしょう。

3.2 風の影響を考えた草丈選び

マンションのベランダは地上よりも風が強く吹き抜けることが多いため、茎が細く背が高い植物は、強風で折れたり、鉢ごと倒れたりするリスクがあります。

地面をはうように低く密に育つものや、背丈が高すぎず茎が太くしっかりしたものを選びましょう。

3.3 花付きのよさと開花期間の長さ

ベランダは置けるプランターの数に限りがあるため、一鉢の満足度を高めることが大切です。次々に花が咲き、鑑賞期間が長い植物を選べば、たくさんの苗を購入する必要もありません。

一株だけでも見映えがあり、長い期間楽しめる植物が、限られたスペースの中で、春本番までベランダを華やかに彩ってくれるでしょう。

4. 早春に咲く花々でベランダガーデンをおしゃれに演出

窓の外に広がる寒々とした景色に、ホッとするような暖かさを添えてくれるベランダの花たち。新しいつぼみを見つけたり、優しい色合いに癒やされたりするひとときが、心を穏やかにしてくれます。

殺風景になりがちなベランダに、ほんの少しの彩りがあるだけで、特別なプライベート空間に生まれ変わるでしょう。早春に咲く花をプランターに植えて、ベランダをおしゃれなカフェテラスのように演出してみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ8/10

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

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紫色の花を咲かせている、鉢植えのパンジー

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