1. 【年金制度】4月からの変更を前に、3月分までの支給額例と現状を確認

国民年金制度は、原則として日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入対象です。

年金保険料は全国で一律となっており、毎年度見直しが行われます。2025年度の国民年金保険料は月額1万7510円です。40年間、保険料をすべて納付すると、65歳から満額の老齢基礎年金を受け取ることができます。2025年度における老齢基礎年金の満額は、月額6万9308円です。

1.1 厚生年金とは?国民年金との違いを解説

厚生年金は、会社員や公務員などが国民年金に加えて加入する制度です。また、特定適用事業所(※)で働くパートタイマーなど、一定の条件を満たした方も加入対象となります。

  • 年金保険料:給与や賞与の額に応じて決まります(上限あり)。
  • 老後の受給額:加入期間や納付した保険料額によって個人差があります。

※特定適用事業所とは、厚生年金保険の被保険者数が1年のうち6カ月間以上、51人以上となる見込みの企業などを指します(短時間労働者や共済組合員は除く)。
※厚生年金の保険料は、標準報酬月額(上限65万円)と標準賞与額(上限150万円)に保険料率を乗じて計算されます。

日本の公的年金制度は「2階建て」と表現され、1階部分が「国民年金」、2階部分が「厚生年金」です。それぞれ加入対象者や保険料の決定方法、将来の受給額に大きな違いがあります。

1.2 【2025年度】国民年金と厚生年金の年金額例

例年どおり、新年度の改定率は1月下旬に公表される見込みで、2026年度の発表も目前に迫っています。

ここでは確認として、前年に1.9%の引き上げとなった2025年度の内容をあらためて振り返っておきましょう。

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):6万9308円(+1308円)
  • 厚生年金(夫婦2人分):23万2784円(+4412円)

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準