2. 純金積立を始める前に知っておきたい注意点とデメリット

シミュレーション結果を見て、純金積立に魅力を感じた方もいるかもしれませんが、始める前には以下の点を理解しておくことが大切です。

  • 手数料や保管料の存在:金融機関によっては年会費や買付手数料が発生します。ネット証券などを活用することで、コストを抑えることも可能です。
  • インカムゲインがない:純金積立は株式の配当や預金の利息のようなインカムゲインは発生せず、売却した際の価格差による利益(キャピタルゲイン)を目指す投資です。
  • NISA制度の対象外:純金積立は、一部の金関連ETFを除き、NISA(少額投資非課税制度)の対象にはなりません。
  • 長期保有による税制優遇:金の売却で得た利益には譲渡所得税が課されます。しかし、保有期間が5年を超えると、課税対象となる所得が2分の1に減額される税制上のメリットがあります。

このように、純金積立は短期的な利益を追求する投機的なものではなく、5年や10年といった長期的な視点で資産を守り育てるための手段と考えるのがよいでしょう。

3. まとめ

金(ゴールド)に限らず、日々価格が変動する商品は購入や売却のタイミングに悩みます。

いちばん安いところで購入し、いちばん高いところで売却するのは難しいものです。

この記事では純金積立のシミュレーションをご紹介しました。積立投資は、コツコツと一定額を投じることで価格変動を味方につける「長期運用」がポイントです。

短期間での利益を追うのではなく、10年、20年という“長い目”で資産が膨らむのを待つ。この忍耐強さが、将来の大きな安心へとつながります。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

和田 直子