貯金したいけれどなかなかできない、とお悩みの方は多いのではないでしょうか?そもそも我が家の貯蓄は平均よりも上なのか、下なのか、どれくらい貯蓄があればよいのかわからないということも。他の家庭はどれくらい貯蓄しているのか知りたいけれど、お金のことはなかなか人には聞けづらいものです。

そこで今回は世代別の貯蓄額や負債額の平均額と、貯蓄を増やすテクニックについてご紹介します。

■貯蓄額と負債額の平均はどれくらい?

まずは貯蓄額と負債額の平均を見ていきましょう。総務省は2018年に「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)」を発表しています。この調査によると、一世帯あたりの貯蓄現在高の平均値は1812万円、世代別の平均値は以下の通りです。

40歳未満:602万円
40歳代:1074万円
50歳代:1699万円
60歳代:2382万円
70歳以上:2385万円

これを見ると、世代があがるごとに貯蓄額も上がっていることがわかります。

では負債はどうでしょうか?一世帯当たりの負債現在高の平均値は517万円です。各世代の平均値はこのようになっています。

40歳未満:1123万円
40歳代:1055万円
50歳代:617万円
60歳代:205万円
70歳以上:121万円

貯蓄とは逆に、若い世代ほど負債現在高の平均値は高くなっています。その原因として考えられるのが住宅や土地を購入するためのローンです。住宅ローンは若いうちから30年ローンなどを組み、少しずつ返済していきます。そのため若い世代ほどローンの残高が多く、負債現在高の平均値が高くなることにつながります。住宅ローンの場合、住宅や土地など資産価値のあるものを持つことにもつながるため、考慮が必要です。

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