2. 【こどもNISA】最大のメリット、「時間」を味方につけられること
「こどもNISA」の最大のメリットは、「時間を味方につけた資産形成」ができる点にあります。
投資の世界では、運用期間が長くなるほど「複利」の効果が働きやすく、同じ金額を投じても最終的な成果に大きな差が生まれやすくなります。複利とは、運用で得た利益を元本に組み入れ、さらにその合計額で運用を続けていく仕組みのことです。
利益が利益を生む形になるため、短期間では目立たなくても、年数を重ねるごとに資産の伸びが加速しやすいのが特徴です。特に、積立投資のように時間をかけて運用する方法では、この複利効果が安定的な資産形成につながりやすいとされています。
たとえば、毎月1万円を年率3%で運用した場合を考えてみましょう。20歳から40年間積み立てると、元本480万円に対して、将来の資産額は約930万円になる一方、40歳から20年間積み立てた場合は、元本240万円が約330万円にとどまります。この差は、投資額の違い以上に「運用にかけられた時間」の違いによるものといえるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)