日々の家計を見直す際、「自分の家の貯蓄や借入は、同じ世代と比べて多いのか少ないのか」と気になる人は少なくないでしょう。
とはいえ、貯蓄額や負債といったお金の話題は、身近な人にもなかなか聞きづらいものです。
そこで今回は、2026年5月に総務省統計局が公表した最新の家計調査結果をもとに、勤労者世帯を中心とした貯蓄と負債の実態を整理していきます。
1. 二人以上世帯の平均貯蓄額はいくら?まずは全体像を確認
2026年5月19日、総務省統計局は「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2025年(令和7年)平均結果―(二人以上の世帯)」を公表しました。
まずは、二人以上世帯全体の貯蓄と負債の水準を確認してみましょう。
1.1 【全体】二人以上世帯の貯蓄・負債額
貯蓄現在高
- 貯蓄現在高:2059万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:1264万円
- 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値(参考値):1167万円
負債
- 負債現在高:675万円
- 負債保有世帯の平均値:1802万円
- 負債保有世帯の中央値:1511万円
平均値を見ると高額に感じられますが、中央値との差から、貯蓄や負債の水準には世帯間で大きなばらつきがあることが分かります。
次に、ここから対象を「働く世帯」に絞って見ていきます。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)