年始を迎え、家計の見直しを考えるシニア世帯も多いのではないでしょうか。

国民生活基礎調査によると、高齢者世帯の55.8%が生活に苦しさを感じており、所得代替率は約61%と現役時代の収入を大きく下回ります。年金だけでは十分な生活を送ることが難しい中、公的な給付金制度を活用することが重要です。

しかし、多くのシニアが受給資格のある給付金を知らないまま過ごしているのが実情です。本記事では、年金に上乗せできる年金生活者支援給付金、働くシニアを支援する高年齢雇用継続基本給付金、失業時に役立つ高年齢求職者給付金の3つの制度について、受給要件や申請方法を詳しく解説します。

1. 高齢者世帯の半数以上が「苦しい」と感じている

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」において、高齢者世帯の生活感を知ることが現在の生活について「大変苦しい」と回答した高齢者世帯の割合が25.2%、「やや苦しい」と回答した割合が30.6%でした。全体で55.8%が、生活が苦しいと感じていることがわかります。

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高齢者世帯の半数以上が「苦しい」と感じている

出所:厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」

一般的に、年金生活に突入すると、現役時代よりも少ない収入でやりくりしなければなりません。65歳から年金を受け取り始めた場合のモデル年金額が、現役世代男性の平均手取り収入額の何パーセントに相当するかを示す「所得代替率」は、2024年度で約61.2%でした。

シニアの方は、公的年金を軸にしつつ、働いて収入を得たり給付金・補助金などを活用したりして生活をやりくりしましょう。