3. 年金の受給開始時期、「遅くもらう人が増加?」繰上げ・繰下げの最新トレンド
老後の選択肢として注目されているのが、年金の「繰下げ受給」です。
繰下げ受給の増額イメージ

出所:日本年金機構「年金の繰下げ受給」をもとにLIMO作成
「繰下げ受給」のしくみを老齢年金の受給開始を使って後ろ倒しすると、繰下げた月数に応じて年金額が増えます。
- 繰下げ受給を選ぶ人:2.6%(前年より増加)
- 繰上げ受給を選ぶ人:10.1%(前年より減少)
現在は「長く働いて受給を遅らせ、将来の受取額を増やす」という守りの姿勢が強まっている様子が伺えます 。物価高や長寿化への備えとして、「繰下げによる年金の増額」という選択肢が、現役世代や高齢者の間で着実に浸透しはじめていると言えるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)