2. 2025年度の年金額は+1.9%増!2026年度はどうなるか
公的年金の支給額は、物価や現役世代の賃金の変動を考慮して毎年度見直されます。
2025年度の年金額は、2024年度から1.9%の引き上げとなることが決定しました。
しかし、名目上の年金額は増えても、物価の上昇に追い付かず、実質的な価値が目減りする状況が続いています。
年金額の改定は3年連続で実質的に目減りしており、生活への影響を懸念する声も少なくありません。
2026年度の年金額がどうなるかは現時点では不明ですが、今後の物価や賃金の動向が注目されます。
厚生労働省の資料「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」によると、2025年度の年金額の例は以下の通りです。
2.1 2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例
- 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円(+1308円)
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(+4412円)
※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
これらはあくまで一例であり、実際の受給額は個人の年金加入状況やライフスタイルによって異なります。
ご自身の将来の年金見込額を試算してみることをお勧めします。
