4. まとめにかえて
高額療養費制度の見直しは、高齢化の進展や医療の高度化が進む中で、制度を将来にわたって維持していくための重要な取り組みです。具体的な自己負担限度額は今後決まる予定ですが、今回の議論では、長期療養者を支える「多数回該当の維持」、所得に応じた負担のあり方、そして70歳以上を対象とした「外来特例の見直し」が主なポイントとなっています。
制度のしくみを知っておくことは、将来の医療費に備えるうえでも大切な視点といえるでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・高額療養費制度の見直しの基本的な考え方(案)」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・高額療養費制度について」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・外来特例について(追加資料)」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・高額療養費制度について(参考資料)」
村岸 理美