モリモリ咲かせる【3か条】その1. 鉢選び&植え付ける株数の決め方

素焼きの鉢に植えたビオラほか、わが家の庭の寄せ植えたち

著者撮影

パンジーやビオラをモリモリ咲かせる【3か条】その1。モリモリと咲かせるためには「鉢選び」がとても重要です。

一般的に、プラスチック製の鉢は土が乾きにくく、素焼き鉢(テラコッタ)は土がとてもよく乾きます。

冬の庭を彩るパンジー・ビオラは、土が常に湿っていると病気になりやすいので、通気性がよい素焼き鉢(テラコッタ)に植えることで、根腐れなどのリスクを下げることができます。

加えて、鉢のサイズに合わせた株数を植え付けするのも大切です。わが家の庭では、次の株数/鉢サイズを目安に植え付けしています。

パンジー・ビオラ(3号ポット)の株数と鉢サイズの組み合わせ

  • 1株→4号(直径12cm)
  • 3株→5号(直径15cm)
  • 4~5株→6号~8号(直径18cm~直径24cm)

パンジー・ビオラの苗は、直径9cmの3号ポットで、ホームセンターなどで100円前後で販売されているものをイメージしてくださいね。

ビオラやパンジーは、6号(直径18cm)以上の大きな鉢に1株だけ植えても大きく育ちませんので、大きな鉢にモリモリ咲かせたい場合は、複数の苗が必要です。6号から8号の鉢に、4株から5株詰め込んで植えると、写真のようによりモリモリに咲かせることができますよ。

冬は植物の成長がゆっくりなので、植え付けの際は、スキマがほとんどないくらい詰めて植えても問題ありません。むしろ、間隔を空けすぎるとモリモリ咲くのが4月ごろになりますので、ぎゅっと詰め込むように植え付けるのが、きれいな花姿を楽しめるポイントの一つです。

春になるころには、パンジーやビオラがさらにモリモリと満開に咲く鉢を楽しめると思いますよ。

1株で大きく育つ品種もあります!

1株でモリモリ咲くサントリーフラワーズの「フィオリーナ」

著者撮影

私が育てたこちらのビオラは、サントリーフラワーズの「フィオリーナ」です。1株で8号鉢(直径24cm)を覆いつくすほど、モリモリ育って多くの花を咲かせます。

個人的にお気に入りで、1株を大きく育てたい方にはおすすめの品種です。

本当にすごい品種なのですが、近所のホームセンターなどでは、毎年早くに売り切れてしまいます。価格は500円~600円と、100円前後の苗と比べると高価ですが、その価値は十分にあると感じています。