マンションのベランダや小さなテラス、玄関先などの狭いスペースで「パンジーやビオラを、モリモリと咲かせたい」というガーデニング初心者さんの声をよくききます。

今回は、毎年たくさんのパンジーやビオラを庭で楽しんでいる園芸歴25年の私の経験をもとに、「パンジーやビオラをモリモリと咲かせるコツ」を紹介していきます。

冬の庭を彩る、パンジーやビオラをたくさん咲かせるコツは、ガーデニング初心者さんでも実践できます。コツは3つだけ。さっそくみていきましょう。

「パンジー」&「ビオラ」をモリモリ咲かせる【3か条】

2月ごろのわが家の庭。8号鉢に4株を植えたビオラは真冬もモリモリと咲いています1/6

2月ごろのわが家の庭。8号鉢に4株を植えたビオラは真冬もモリモリと咲いています

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パンジーやビオラをモリモリに咲かせたいなら、次の3か条に気を付けてみてください。私は毎年、この3つをおさえて、真冬の庭でモリモリに咲くパンジーやビオラを楽しんでいます。

パンジーやビオラをモリモリ咲かせる【3か条】

  1. 鉢(材質/サイズ)は、水はけ良く
  2. 水のやりすぎに注意
  3. 日当たりはしっかり

簡単なようでいて、コツを押さえるのは難しいという方もいるかと思います。ひとつずつ、詳しく紹介していきますね。

モリモリ咲かせる【3か条】その1. 鉢選び&植え付ける株数の決め方

素焼きの鉢に植えたビオラほか、わが家の庭の寄せ植えたち2/6

素焼きの鉢に植えたビオラほか、わが家の庭の寄せ植えたち

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パンジーやビオラをモリモリ咲かせる【3か条】その1。モリモリと咲かせるためには「鉢選び」がとても重要です。

一般的に、プラスチック製の鉢は土が乾きにくく、素焼き鉢(テラコッタ)は土がとてもよく乾きます。

冬の庭を彩るパンジー・ビオラは、土が常に湿っていると病気になりやすいので、通気性がよい素焼き鉢(テラコッタ)に植えることで、根腐れなどのリスクを下げることができます。

加えて、鉢のサイズに合わせた株数を植え付けするのも大切です。わが家の庭では、次の株数/鉢サイズを目安に植え付けしています。

パンジー・ビオラ(3号ポット)の株数と鉢サイズの組み合わせ

  • 1株→4号(直径12cm)
  • 3株→5号(直径15cm)
  • 4~5株→6号~8号(直径18cm~直径24cm)

パンジー・ビオラの苗は、直径9cmの3号ポットで、ホームセンターなどで100円前後で販売されているものをイメージしてくださいね。

ビオラやパンジーは、6号(直径18cm)以上の大きな鉢に1株だけ植えても大きく育ちませんので、大きな鉢にモリモリ咲かせたい場合は、複数の苗が必要です。6号から8号の鉢に、4株から5株詰め込んで植えると、写真のようによりモリモリに咲かせることができますよ。

冬は植物の成長がゆっくりなので、植え付けの際は、スキマがほとんどないくらい詰めて植えても問題ありません。むしろ、間隔を空けすぎるとモリモリ咲くのが4月ごろになりますので、ぎゅっと詰め込むように植え付けるのが、きれいな花姿を楽しめるポイントの一つです。

春になるころには、パンジーやビオラがさらにモリモリと満開に咲く鉢を楽しめると思いますよ。

1株で大きく育つ品種もあります!

1株でモリモリ咲くサントリーフラワーズの「フィオリーナ」3/6

1株でモリモリ咲くサントリーフラワーズの「フィオリーナ」

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私が育てたこちらのビオラは、サントリーフラワーズの「フィオリーナ」です。1株で8号鉢(直径24cm)を覆いつくすほど、モリモリ育って多くの花を咲かせます。

個人的にお気に入りで、1株を大きく育てたい方にはおすすめの品種です。

本当にすごい品種なのですが、近所のホームセンターなどでは、毎年早くに売り切れてしまいます。価格は500円~600円と、100円前後の苗と比べると高価ですが、その価値は十分にあると感じています。

モリモリ咲かせる【3か条】その2. 水やりのコツ

わが家の庭の3月の様子。5号鉢から溢れ咲くビオラ!種まきから育てたものを3株ずつ植えています4/6

わが家の庭の3月の様子。5号鉢から溢れ咲くビオラ!種まきから育てたものを3株ずつ植えています

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ビオラやパンジーをモリモリ咲かせるカギは、地中の根をいかに伸ばして育ててあげるかです。

土の上に広がる葉っぱは見えますが、地中は見ることができませんよね。モリモリ咲かせるには、乾燥と水やりの繰り返しがポイントなのですが、初心者さんの中には、毎日水やりしてビオラやパンジーの根が伸びない、という育て方をしているかもしれません。

基本的な植物の育て方は、植え付け直後にたっぷり水やりして、その後は乾燥したら水をたっぷり与える。

このメリハリの繰り返しが一番花をモリモリ咲かせることにつながります。肥料よりも水の管理をしっかりすることが、花をモリモリ咲かせる秘訣なんです。

具体的に言えば、植え付け直後にたっぷり与えれば、今から真冬になる季節なら水やりは週一回くらいでも十分なほどです。それほど植物は水を吸いません。

初心者がハマりがち……「水やり」の罠に注意!

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著者撮影

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「植物には毎日水やりしなくちゃ」と思っている初心者さんが多い気がしています。ドラマや漫画などのフィクションでも、毎日のように庭に水やりをしているような描写があったりしますよね。

実はあれは間違いで、冬のビオラやパンジーの場合は、以下の感覚での水やりが正解です。

  • 地植えの場合、水やりは植え付け時以外一切不要
  • 鉢植えの場合、鉢の種類によりますが週に1回または2回で十分

また、「土が乾いたら水やりしましょう」という、よくきく基準も誤解している方がときどきいるようです。土の表面が乾いても地中は乾いていないこともあります。その前提で、前述くらいのペースで十分なんです。

植物の根が水を求めて伸びるためには、水やりの頻度を下げることが、大きく育てられるコツと覚えておいてくださいね。

肥料は必須? そんなことはありません。肥料入りの培養土だけでも十分です

よく「花をたくさん咲かせるには肥料は必須」「花が咲かないのは肥料が足りなかったのかな」という声もききます。

ですが、私は肥料よりも先に紹介した「水管理」のほうが、モリモリに咲かせられるかどうかのポイントだと考えています。

そのうえで肥料を与えたい場合は、植え付けの土に「肥料入りの培養土」を使う、または適量を混ぜるだけで十分だと考えています。液肥を与えたい場合は、水やりの代わりに隔週程度で与えてもいいでしょう。

私の経験上、これだけで十分。春にはモリモリ花が咲きますよ。

モリモリ咲かせる【3か条】その3. 日当たり

ビオラやパンジーは、日当たりが悪いと花の数が極端に減ってしまうことがあります。

できるだけ日向や午前中に日が当たる場所で育てることをおすすめしますが、冬から春までの季節は、西日が当たるだけでも、花はモリモリ咲いてくれますよ。

マンションのベランダで育てたい方は、午後からの西日だけでも当たる場所に置いてあげれば、春になるころにはパンジーやビオラもモリモリ咲いてくると思います。ぜひ試してみてくださいね。

もちろん午前中に日が当たる場所が理想的ですが、冬のパンジーとビオラは、西日だけでも花を咲かせていたという私の経験談からの提案です。

まとめ

素焼きの鉢でモリモリ育つビオラ6/6

素焼きの鉢でモリモリ育つビオラ

著者撮影

今回は、 パンジーとビオラをモリモリ咲かせる【3か条】として、以下の3つの気を付けるポイントを紹介しました。

  1. 鉢(材質/サイズ)は、水はけ良く
  2. 水のやりすぎに注意
  3. 日当たりはしっかり

基本的にはコレだけで、冬の庭を彩るビオラやパンジーはモリモリ咲かせることができますよ。

成長はとてもゆっくりですので、切り戻しなどの手間は不要。基本は水管理だけと思います。大きく育てたいなら根を伸ばす。そのためには土を乾燥させることと、水やりすること、メリハリをしっかりつけることが、とても大事です。

毎日の水やりは不要です。これがガーデニング歴25年の私の経験則です。

植えてすぐの植物に、1週間も水やりをしないことは、慣れていない方は最初こそ不安しかないと思います。ですが、よく観察してみると、土がなかなか乾かないことに気づくと思います。

この冬から春にかけて、パンジーやビオラをモリモリ咲かせたい方は、試してみてくださいね。

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