3. 特別職はいくらもらえるの?

では、特別職の国家公務員は、どれくらいのボーナスを受け取れるのでしょうか。内閣官房の公表資料のなかから、主要な役職を例に見てみましょう。

【特別職の国家公務員】ボーナスの平均支給額

【特別職の国家公務員】ボーナスの平均支給額

出所:内閣官房内閣人事局「令和7年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」をもとに筆者作成

  • 内閣総理大臣:約579万円(返納後約392万円)
  • 国務大臣:約422万円(返納後約327万円)
  • 最高裁長官:約594万円
  • 衆・参両院議長:約535万円
  • 国会議員:約319万円

一般職に比べると遥かに大きな金額を受け取っています。ただし、内閣総理大臣や国務大臣については、行財政改革推進の一環として、一部を返納しています。返納割合は、内閣総理大臣が30%、国務大臣は20%です。

また、高市早苗内閣総理大臣は、2025年10月21日に就任しており、ボーナス算定期間のすべてで在職していたわけではありません。そのため、在職期間に応じた支給割合でボーナスが計算されます。

次章では、民間企業と平均支給額を比較してみましょう。