2. 年金生活者支援給付金の支給額はいくら？3つの種類と金額を解説
年金生活者支援給付金は、受給している基礎年金の種類によって以下の3つに分類され、それぞれ支給要件や基準額が異なります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
2.1 2025年度（令和7年度）の給付基準額
2025年度の年金生活者支援給付金は、物価変動を反映し、前年度から2.7％の増額となりました。
- 老齢年金生活者支援給付基準額（月額）：5450円
- 障害年金生活者支援給付金（月額）：1級6813円・2級5450円
- 遺族年金生活者支援給付金（月額）：5450円
老齢年金生活者支援給付金については、この基準額を基に保険料の納付期間などに応じて実際の給付額が計算されます。
金額はすべて月額で示されていますが、実際の支給は2カ月分がまとめて年金に上乗せされる形です。基準額を満額受給できる場合、1回の支給でおよそ1万円、年間では約6万円が支給されることになります。
例えば、単身者で月額5450円を受け取るケースでは、1回の支給で2カ月分の合計1万900円が支払われます。
なお、厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月時点での平均給付月額（※）は、老齢年金生活者支援給付金で4014円、障害年金生活者支援給付金で5555円、遺族年金生活者支援給付金で5057円という実績でした。
※2024年3月時点で認定されている方の平均給付月額です。
