1.2 65歳以上・二人以上世帯の「貯蓄の内訳」を見る
総務省統計局の同資料によると、65歳以上・二人以上世帯の貯蓄内訳は、定期性預貯金が859万円と最も多く、次いで通貨性預貯金801万円、有価証券501万円、生命保険など394万円、金融機関外の6万円が続いています。
定期性預貯金と通貨性預貯金を合計すると約1660万円となり、資産の大半を占めることから、高齢世帯はリスクを抑えた形で資金を保有する姿勢が強いと考えられます。
また、前年と比べて通貨性預貯金が6.2%増、有価証券が4.4%増えている点から、全体として資産が着実に増加していることが読み取れます。
とくに通貨性預貯金の伸びが大きいのは、手元資金を厚くしておきたい姿勢や、生活防衛の意識が影響しているのでしょう。
一方、有価証券も増加していることから、リスク資産への投資も一定程度続けられており、老後世帯でも分散保有が行われているとうかがえます。
なお、65歳以上・二人以上世帯の平均貯蓄額は、前年より56万円(2.2%)増え、5年続けて増加しています。
こうした貯蓄の増加には「老後の家計への不安」が影響していると考えられますが、65歳以上の家計収支はどのような状況なのでしょうか。
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
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CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)