【65歳以上】リタイア夫婦、ふたりの老後「生活費はいくら必要？」家計収支・貯蓄の内訳・年金月額シニア世帯の25.2％が「大変苦しい」と実感

4. 【65歳以上・無職二人以上世帯】リタイア世代の「平均貯蓄額」は？

ここでは、世帯主が65歳以上の「無職世帯」に絞り、その貯蓄額の推移と資産構成を詳しく確認していきます。

まず、平均貯蓄額の推移を見ると、2019年・2020年はいずれも2200万円台で推移していました。

続く2021年には2300万円台へ増加し、2023年には2500万円を超え、2024年には2560万円に達しています。

「世帯主が65歳以上の無職二人以上世帯」貯蓄の種類別《貯蓄現在高の推移》

【65歳以上の無職世帯における平均貯蓄額の推移】

次に、2024年時点の資産内訳をみると、最も比率が大きいのは定期性預貯金で859万円（33.6％）。

続いて、普通預金などの通貨性預貯金が801万円（31.3％）、株式や投資信託といった有価証券が501万円（19.6％）となっています。

では、貯蓄とともに老後の生活を支える大きな柱である「公的年金」について、平均的な受給額はどれほどなのでしょうか。