5. 国民年金+厚生年金、さらに資産形成をはじめていく

今回は、厚生労働省の令和6年財政検証などの資料をもとに、「公的年金のよくある誤解3選」を徹底的に解説し、シニア世代の実際の年金受給額を紹介しました。

公的年金は「元が取れる・取れない」という単純な損得勘定ではなく、世代間の支え合いを目的とした社会保険制度です。また、少子高齢化が進む中でも、働く人の増加や制度の仕組みによって持続可能性は確保されています。

とはいえ、平均的な年金額は生活費をすべて賄える水準ではないため、資産形成や長く働くライフプランを考えることが重要です。将来の安心のために、年金制度の仕組みを正しく理解し、自助努力を組み合わせた準備をはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

村岸 理美