高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが2025年に行った「中高生の教育費負担実態調査」の内容についても一部ご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2026年1月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・2026年1月締め切りの奨学金】公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団「アイコム電子通信工学振興財団奨学金(2026年度)」
公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団は、アイコム株式会社の創立40周年記念事業の一環として、向学心に燃える学生の方々に奨学金等を援助し、「電気の基礎知識を習得するアナログ技術者の育成」を願うとともに、次世代を担う若者に科学技術への関心を高める活動を行うことを趣旨に設立。平成23年4月に公益財団法人に移行し、更に、平成26年4月1日より公益目的事業を行う区域を近畿一円に、令和5年6月12日よりその周辺地域にも拡大し、より一層活動を発展させています。
1.1 【返済不要・2026年1月締め切りの奨学金】公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団「アイコム電子通信工学振興財団奨学金(2026年度)」
【対象の課程】大学,高等専門学校,大学院
【応募者の地域条件】岐阜県,福井県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年1月5日(月)から2026年1月19日(月)まで
【支給人数】90名予定
【支給金額/人】60万円(月額5万円)
【支給期間】大学3年以上(高等専門学校は専攻科)又は大学院に在籍する令和8年4月1日から1年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学金との併給は支障ありません)
【専攻分野】電子通信工学
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
(1)近畿地域(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県及び和歌山県をいう。)並びに福井県、岐阜県、愛知県及び三重県の大学(高等専門学校専攻科を含む。以下、この要項において同じ。)又は大学院で電子通信工学関係を学んでいる者であって、次の①及び②のいずれかに該当する者。なお、応募は本財団の当該年度における調査・研究助成金との併願は認めません。
① 大学生は給付の時期に3年以上(高等専門学校生は専攻科)に在学のこと。
② 大学院生は給付の時期に在学のこと。
※民間企業等から報酬を得る場合は応募をご遠慮ください。
(2)前項において、主たる生計維持者が不慮の事故等で、在学中に学費の支出が困難になった者については、選考において一定の考慮を行います。
(奨学生願書の奨学生を希望する理由及び使用目的欄に記載)
【募集団体】公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団
【奨学金概要】令和8年度(第23期)奨学生募集要項
2. 【返済不要・2026年1月締め切りの奨学金】公益財団法人あすのば「あすのば入学・新生活応援給付金(2025年度)」
あすのばは、「明日の場」であるとともに「US(私たち)」と「NOVA(新しい・新星)」という意味もあります。子どもたちが「ひとりぼっちじゃない」と感じてほしいという「私たち」と一緒だよという願い。そして、多くの人に子どもの貧困問題が他人事ではなく自分事に感じてほしいという「私たち」でもあります。みんながつどう「場」であること、すべての子どもたちが明日に希望を持って、輝く新星のような人生を送ってほしいという願いも込めています。
2.1 【返済不要・2026年1月締め切りの奨学金】公益財団法人あすのば「あすのば入学・新生活応援給付金(2025年度)」
【対象の課程】大学,高等学校,その他
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年1月5日(月)~2026年1月20日(火)必着
【支給人数】1,600人
①小学校入学生=165人募集
②中学校入学生=410人募集
③中学校卒業生=525人募集
④高校卒業生等=500人募集
合計1600人
【支給金額/人】5万円
①小学校入学生=30,000円
②中学校入学生=30,000円
③中学校卒業生=40,000円
④高校卒業生等=50,000円
※災害特例給付金=地震・台風・浸水など、2024年に発生した災害で被災した方で、仮決定後にり災証明書などの被災の確認が取れる書類を提出いただいた場合は給付額を1万円を増額します。
【支給期間】1回限り
【成績制限】なし
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】申込要件
(ア)生活保護を受けている世帯の子ども
(イ)現在、住民税の所得割が非課税世帯の子ども
(ウ)2025年に家計が急変するなど、住民税非課税相当となった世帯の子ども
(エ)児童養護施設・里親などのもとで生活していて、2026年4月までに措置解除を予定している子ども
※各要件については細かな規定がありますので、詳細は下記奨学金概要を参照ください
【募集団体】公益財団法人あすのば
【奨学金概要】2025年度 入学・新生活応援給付金
いかがでしたでしょうか。
「2026年1月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【中高生の教育費負担実態調査】卒業・新入学、入学後に就学のためにかかった費用は高校1年生の「制服」で8万621円
奨学金は、大学生や大学院生、大学進学予定の学生に給付される場合が多くあります。
しかし、中学校や高校の入学や、入学前後にも多くに費用がかかります。
子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下セーブ・ザ・チルドレン)は、経済的や生活上の困難がある世帯を対象に、中学・高校の入学に関わる費用の一部を支給する「子ども給付金 ~新入学サポート 2025~」を実施しました。
本給付金の利用世帯に対し、中学・高校の卒業・入学にかかった具体的な費用や、政府への要望に関するアンケート結果をまとめた報告書を、2025年10月末に発表しています。
アンケートは2025年8月に実施。本調査では、卒業・入学にかかる費用が前年より高額化傾向にあり、授業料以外に家計を圧迫する私費負担の実態が見えてきました。
なお、本調査は、経済的に困難な状況にある全国46都道府県の保護者(大半がひとり親世帯・女性)436人と、中高生148人から有効回答を得ています。
「卒業・新入学(入学式まで)にかかった費用」についてのアンケート結果では、高校1年生の「制服」にかかった費用の平均額が8万621円です。
また調査した「制服代」「卒業アルバム代」「教科書・教材費」 「パソコン・タブレット代」全項目において、2024年度の調査より金額が上昇しており、特に制服代は中1、高 1 どちらも約1万円増加していました。
また、「卒業・新入学時に必要な支援」についてのアンケートでは、保護者の67.7%、中高生の73%が「制服・運動着などを安く買えるようにすること」と回答しています。
ほかには「学校に必要な教科書や副教材は学校が用意すること」「学校指定品をなくして、安い商品を選べるようにすること」も半数以上が選択する結果となりました。
奨学金制度は、大学生を主な対象としている場合が多いですが、経済的な困難を抱える家庭にとって、中学生や高校生の制服代や学用品費といった教育費の負担も無視できない大きな問題となっています。



