7. 退職から再就職まで期間が空く場合どうする？国民年金の切り替え手続き
会社を退職後、次の就職先が決まるまでに期間が空く場合、年金の手続きを忘れないようにしましょう。
日本に住む20歳以上60歳未満の方は、会社員や公務員でなくなると厚生年金の加入資格を失うため、国民年金への切り替え手続きが必要です。
退職した際には、お住まいの市区町村役場の国民年金担当窓口にて、国民年金への加入手続きを行ってください。
ただし、60歳未満であっても、すでに老齢厚生年金や退職共済年金を受給している場合は、国民年金への加入は不要です。
その後、再就職して再び厚生年金に加入する際は、新しい勤務先が手続きを行うため、ご自身で国民年金の資格喪失手続きをする必要はありません。
8. まとめ：自分の老後を具体的にイメージしておこう
今回は、2025年度の年金額改定や年齢別の平均受給額についてお伝えしました。改定で年金は少し増えましたが、生活費をすべてまかなうにはまだ厳しいのが現実です。
特に高齢になるほど、貯金を取り崩しながら暮らしている方が多く、年金だけで安心できる状況とは言えません。
一方で、平均額を知ることで、自分の老後をより具体的にイメージできるはずです。将来に備えるためには、現役のうちから計画を立てておくことが欠かせません。今回の情報を参考に、年金と貯蓄のバランスを見直してみてください。
※この記事は再編集記事です。
参考資料
- LIMO「【厚生年金・国民年金】60～89歳は月額いくらもらってる？平均受給額を「年金一覧表」で確認しよう」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 南アルプス市「国民年金加入者が必要な届出」
- 日本年金機構「厚生年金の保険料」
鶴田 綾
