4. 「働き方・収入・備え方」次第で老後の安心度は大きく変わる

老齢厚生年金は、厚生年金加入期間と報酬額に応じて決まります。計算式は2003年3月までと4月以降で異なり、将来の年金を増やすには長く働くことと報酬を高めることが効果的です。

平均年収600万円で40年勤務した場合、年金は月額約17〜18万円となります。老後の生活費を月25万円と想定すると毎月7万円の不足が生じ、25年間で約2100万円の資産が必要です。

この不足分を補うにはiDeCoが有効で、掛金拠出と運用を通じて非課税で資産形成できます。複利効果を得ながら長期運用できる仕組みの活用も検討しつつ、老後資金を効率的に準備しましょう。

参考資料

柴田 充輝