2. 【試算】年収600万円・40年勤務の会社員がもらえる将来の年金額
平均年収600万円で40年間、会社員として厚生年金に加入し続けた場合、月額に換算すると、およそ17万〜18万円前後になります(老齢基礎年金と老齢厚生年金を合計した金額)。
年金額を把握したら、次のステップとして老後の生活費とのバランスを考えましょう。
老後に必要となりそうな生活費をざっくりと見積もり、それと見込まれる年金額との差、つまり不足分を把握することが重要です。
老後に月25万円程度の生活費が必要だと想定し、公的年金が月18万円程度になりそうだと分かれば、毎月7万円の不足が生じる計算です。
年間では84万円の不足となり、65歳から90歳までの25年間という長い期間で考えると、総額では2100万円程度の取り崩し用の資産があると安心できるでしょう。
この不足分を、貯蓄だけでなくNISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用しながら用意するのが、老後資金づくりの基本的な考え方です。
