2. 【新NISAの概要をおさらい】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は何が違うの?

2024年にスタートした新しいNISAは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できる仕組みに生まれ変わりました。

NISA「つみたて投資枠と成長投資枠」

NISA「つみたて投資枠と成長投資枠」

出所:金融庁「NISAを知る」

まず、「つみたて投資枠」は、長期・積立・分散投資を後押しするための枠で、年間120万円まで非課税で投資できます。

対象商品は、金融庁の基準を満たした投資信託やETFなど、長期保有に適したものに限定されています。

一方、「成長投資枠」はより幅広い商品に投資できる枠で、株式や投資信託などに年間240万円まで投資可能です。

2つの枠は併用でき、合計すると年間最大360万円まで非課税で投資できます。

保有できる非課税期間は無期限で、制度自体も恒久化されたため、期限を気にせず長期的な資産形成に取り組めるようになりました。

また、生涯で非課税のまま保有できる投資枠は上限1800万円(うち成長投資枠は1200万円)と定められており、売却した分は翌年以降に再び非課税枠として使い直すことができる仕組みになっています。