では、資産のリバランスはどうでしょうか。

株式市場が好調な際には、ポートフォリオに占める株式の比率が高まっていきます。結果、ポートフォリオ全体で取っているリスク量が上昇します。

資産が増えること自体は良いことなのですが、資産構成が変わることで自分か想定していないリスク量をとっているということもあります。

プロ投資家の腕の見せ所は「リスクコントロール」です。リスクコントロールを売りにしているバランス型ファンドは金融商品として存在しますが、個人投資家がインデックスファンドを組み合わせて保有しているポートフォリオでアセットアロケーション(資産配分)が上手にできているかというのは甚だ疑問です。

なぜかといえば、グローバルの運用機関にはアセットアロケーションにおいてプロフェッショナルが張り付ており、グローバルのマクロ経済をウォッチしつつ、各国の金融政策などにも注視をして資産配分を決めるというくらい専門的な仕事です。個人投資家が片手間でできる作業とは言えません。

インデックスファンドはリスクが小さいと思っていないか

「インデックスファンドを買っておけば安心」とお考えの方もいるのではないでしょうか。