外野の声は無視をして、まずは自分が取りうるリスクの額を考えましょう。仮に、有価証券投資が資産全体の20%であったとしましょう。市場が暴落してその価格が半分になっても10%減ですみます。まだ何とか立て直せるレベルです。

ただ、すべての資産が有価証券であるとして、その価格が半分になると資産の半分を失うことになります。これでは立て直すのにも一苦労です。

預貯金1000万円がみえてくる中では、生命保険=>投資信託=>株式の順に検討してみてはいかがでしょうか。

最後に:住宅購入と住宅ローンをどうとらえるか

実はここまであえて議論をせずにきましたが、個人にとって住宅投資が一番大きな投資ともいえます。

頭金を入れるだけで数千万円の不動産を購入するのですから、立派なレバレッジ投資です。バランスシートの左には資産の住宅、そして右には借入が立ちます。

不動産価格が上がると思えば住宅を購入すればいいですし、住宅ローン減税も条件によっては活用できます。過去10年程度を振り返れば、住宅を購入できた人は「勝ち組」でそうでなかった人にはメリットはあまりないと言えます。

持家というエッセンスはポートフォリオ全体に大きなインパクトを与えます。くれぐれも慎重に検討したいところです。

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青山 諭志