トヨタ自動車株式会社は、2025年11月25日、ビジネスユーザーから高い支持を得る多目的商用車「プロボックス」を一部改良し、同日より発売しました。安全性能の大幅強化にSNSでは歓迎の声が挙がっています。

1. 【トヨタ/プロボックス改良】「走るオフィス」としてビジネスユースで支持

プロボックスは02年7月に、カローラバンやスプリンターバンといった従来のビジネスバンの後継車として初登場しました。運転席から手の届く位置にPCを置けるテーブルや豊富な収納スペースを設けるなど、業務効率を重視した設計が特徴で、「走るオフィス」としてビジネスユースを中心に支持を集めています。

現在に至るまで、たびたびアップデートを行っており、特に近年は安全性能を強化する動きを加速させています。今回の改良においても、先進安全装備を充実させ、現代の交通環境に対応する進化を遂げています。

2. 【トヨタ/プロボックス改良】安全性能アップのポイントをチェック

改良点でもっとも注目すべきは、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能が向上したことです。

プリクラッシュセーフティ(PCS)は検知対象を拡大し、車両・歩行者(昼夜)・自転車運転者(昼夜)に加え、自動二輪車(昼)を新たに検知するようになりました。交差点での支援機能も拡大し、交通量の多い都市部での安全性能がアップしています。

出所:トヨタ自動車株式会社

出所:トヨタ自動車株式会社

新たに搭載したプロアクティブドライビングアシスト(PDA)は、リスクの先読みや減速操作サポートで、ドライバーの疲労軽減と事故未然防止に貢献します。長時間運転することが多いドライバーにとっては心強い機能です。

出所:トヨタ自動車株式会社

アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和するため、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)は全車で標準装備としました。前後方の静止物を検知し、衝突の可能性が高まった際には駆動力制御やブレーキ制御を行い、衝突被害を軽減します。