3. 【40歳未満～50歳代】《年代別》二人以上世帯「月の生活費」は平均いくら？
現役世代の月の生活費はどれくらいかかっているのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2024年（令和6年）平均結果の概要」より、今回は二人以上世帯のうち勤労者世帯に視点をあてて、世帯主の年齢階級別に月の生活費を確認します。
3.1 【40歳未満・二人以上世帯】月の生活費
- 実収入：60万6539円
- 消費支出：28万544円
- 非消費支出：9万18円
- 家計収支：23万5978円
3.2 【40歳代・二人以上世帯】月の生活費
- 実収入：70万607円
- 消費支出：33万1526円
- 非消費支出：12万9607円
- 家計収支：23万9474円
3.3 【50歳代・二人以上世帯】月の生活費
- 実収入：71万898円
- 消費支出：35万9951円
- 非消費支出：14万1647円
- 家計収支：20万9300円
年代が上がるにつれ収入が増えていますが、消費支出・非消費支出も増えています。
またあくまで平均であり、家庭差も大きいでしょう。
4. 家計やライフスタイルに合わせて、少しずつでも備えていこう
本記事で紹介した通り、30歳代の二人以上世帯の貯蓄額は、世帯によって差が大きくなっています。
貯蓄500万円以上の世帯は31.9％ですが、100万円未満は13.1％を占めています。
将来のための資金や老後生活に向けて、少しずつでもお金の準備をしていくことが大切です。
日々の節約や資産形成など、家計やライフスタイルに合わせた備えの方法について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「公的年金シミュレーター」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」
- 総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2024年（令和6年）平均結果の概要」
苛原 寛
